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屈折領域・裏鏡


一次・二次創作を扱っています。現在ネギま!×Fate「夢破れし英雄」連載中。

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英雄は彼方へ消える S3


「裏切りの夜」



 珍しくも、エヴァンジェリンの修行が休みだった、夕飯時。
 自主練を済ませたネギとアスナは、程よい疲労感に包まれながら部屋に帰ってきた。

「ただいまー」

 と、声をかければ木乃香の迎える声が返ってくる。
 それが、もはや家族のようにほのぼのとした絆を育んだネギたちの日常だった。
 しかし。

「あれ? このかさーん?」

 声を伸ばしてみても、変わらない。返事はなかった。
 この時間に、木乃香がいないというのは珍しい。
 一緒にエヴァンジェリンのところで修行しているのならともかく、それも休みだった今日は、遅くなるような理由なんてないだろうに。

 明日菜はちらりと携帯を確認する。特に着信はなかった。受信ボックスを埋めているのは迷惑メールだけ。
 お腹も減っていることだし、木乃香が帰って来ないなら今晩の食事について考えなくちゃいけない。
 とりあえず、シャワーを浴びなきゃと考えながら、履歴から木乃香の名前を選び出す。

 Trrrrrrr.Trrrrrrr.Trrrrrrr.Trrrrrrr.Trrrrrrr.
 Trrrrrrr.Trrrrrrr.Trrrrrrr.Trrrrrrr.Trrrrrrr.

 出ない。
 コール数が重なるにつれて、なぜか明日菜の不安も増していく。
 何か事件にでも巻き込まれたんじゃないか。
 根拠なんて全くない、予感としか言いようのないものだったけれど、明日菜の不安は確信に変わっていく。
 そもそも、木乃香はあれでお姫様なのだ。類稀なる資質を、魔力を持っている。しかも、他人が利用する方法が確立された力だ。
 京都での、あんな雑魚じゃなくて、もっと強いヤツがその力に目をつけ、利用したのなら。

それは最悪の想像で、この麻帆良で起こるなんて想像も出来ない事だった。
 しかしその明日菜の根拠のない不安にも、微かながら原因はあった。
 意識にも留めなかった幾つかの事実。
 例えば、木乃香の靴はちゃんと玄関に置いてあった事とか。
 例えば、部屋の明かりが点きっぱなしだった事とか。
 そう、例えば。

「アスナさんっ!」

 ネギの悲鳴じみた呼び声に、明日菜は通話ボタンを切って振り返る。
 ネギは、手紙を持っていた。見覚えがある。魔法の手紙、だ。

「どうしたの?」
「あっちを、見てください」

 指さした先にある、切り裂かれた制服とか。

「これ、木乃香のっ」
「服の上に、この手紙が置いてありました」

 震える声で、ネギが指差した先には、破れた制服が落ちていた。
 もし、もしもだが。これを着ていた人間が、制服がこうなるだけのダメージを受けたのだとしたら……。

「魔法の手紙です」

 ネギの顔は青ざめていた。
 状況を考えれば当然だ。あの制服が木乃香のものならば、“手遅れ”である可能性もある。既に、もう。
 そして唯一の手掛かりはこの手紙だ。現場に存在し、しかも明らかに服が刻まれた後に置かれたもの。
 それは最悪を示すものかもしれないが、その前で踏みとどまれる可能性もある。
 どちらにせよ、開かなくては先へ進まない。息を飲みながらネギは手紙を開ける。

『…………えー、お久しぶりです、ネギ・スプリングフィールド君。私は、そうですねぇ……“手掛かり”とでも名乗っておきましょう』
『ありきたりな台詞ですが、“近衛木乃香嬢を返して欲しければ、夜明けまでにここに来い”』
『と、いうゲームです。場所は既に貴方たちが知っている。そして、今宵の戦いに参加できるのは君と、君の生徒のみ』
『魔法先生への助力は禁止です。そして特例として、エヴァンジェリン・A・K・マクダウェルへの助力も許可しません』
『それらの行為が確認された時、彼女の身の安全は保証しない……というルール』
『そして逆に、貴方が夜明けまでに私の元に辿り着けたなら、』

 もはやネギは拳を血が滲む程に握り締めていた。
 明日菜も似たようなものだ。噛み締めすぎた歯が、ギリギリと軋む。

『サウザンドマスター。ナギ・スプリングフィールドの情報をお教えしましょう。そう、私は、』

 <オレノテガカリ>です。

「っ!」

 その一言は、決定的だった。
 木乃香を助ける。それは、当たり前過ぎて議論する余地もない。
 だが、ネギ自身がどんなに否定しようとも、ナギの情報というのは木乃香救出よりも重要だ。
 違うと口では言うし、実際そのようにネギは動くだろうけれど、しかしネギは迷う。
 そのどちらか一方しか選べない状況に直面した時、最終的には木乃香を選ぶだろうけれど、迷いはするのだ。

 答えは変わらなくても、その迷いは決定的な隙を生むかもしれない。
 サウザンドマスターの情報は、それがどんな状況であれネギを一瞬硬直させるだけの効力を持つ。
 その切り札を敵に握られている以上、例え木乃香を取り戻したとしても優位は向こうにある。
 
「ネギ! どこに行くのよ」
「決まっています。木乃香さんを助けに行くんです」
「一人で行く気?」
「皆さんを危険には巻き込めません。あんな風に、わざわざ魔法先生の参戦を禁じて生徒のみを許可するのは必ず意図があります。
 その内容までは分かりませんけど、素直に皆を連れていっても、多分状況は悪化するだけです」
「また、私を置いてくの?」
「………………」

 今更な質問ではある。以前、ネギは同じ事で明日菜を怒らせてしまった。
 その経験から、明日菜が同行を望んでいる事は分かるつもりだ。何せ、向かう先も同じなのだから、意識しないはずがない。
 だが、しかし。龍だ。ドラゴンだ。
 ブレスなら、或いは明日菜ならその完全魔法無効化能力によって消せるだろう。
 しかし物理攻撃は如何ともしがたい。
 あのドラゴンとの戦いでさえ、明日菜は一定の戦力に数える事が出来るだろうが、それは“盾”として、だ。
 その“用途”を意識してしまったら、自分から戦場に連れ出す事などできない。

 あの頃よりも、多少は力をつけたと自負するが故に。
 慢心であり傲慢であり、ある意味で怠惰ですらあるが、貫き通せばそれもまた一つの信念だ。
 でも、まぁ。

「私だって木乃香の友達よ。アンタの許可なんて要らないの。私は勝手に木乃香を助けに行く。
 でも、私馬鹿だから。アンタが作戦とか考えてくれた方が、きっと上手くいく。そうでしょ?」
「……アスナさんは、馬鹿なんかじゃないですよ」

 難しい事ばかり考えて、簡単な事が見えてない自分の方が余程馬鹿だと、ネギは思う。
 ネギが助けたいと思う以上に、明日菜は木乃香を助けたいと思っている。
 当たり前だ。過ごした時間も、仲の良さも、全然違う。
 力があるかないかなんて、関係ない。正しいかどうかでさえ、意味はない。
 助けたいと思うかどうか。ただ、その想いが向かう先のみを信じていればいい。

「行きましょう! 木乃香さん救出作戦です!」

 と、勢い良く飛び出そうとしたところに、無粋とも言える軽薄な声がかかる。

「アニキ。話は聞かせてもらったぜ」
「カモくん!」
「二人だけで行くよりもまず、しなきゃいけない事があるんじゃないか?」
「しなきゃいけないこと?」

 明日菜が首を傾げる。

「おうよ。まずは、刹那の姐さんと合流しなきゃよ」

 それはそうだ。そもそも、刹那ならより詳しい状況を知っているかもしれない。
 いや、一人で敵を追っている可能性が高いくらいだ。
 だったら、少しでも早く合流しなければ刹那も危ない。

『ハイ』

 明日菜が掛けた電話は、ワンコールで繋がった。
 凛とした声は鋭く、既に臨戦態勢に入っている事が伺える。
 状況は分かっているみたいだ。明日菜はそう確信して、スピーカーホンに切り替える。

「あのね、刹那さんももう分かってると思うけど、木乃香が」
『ええ、分かっています。彼に攫われた、と言うのでしょう』

 やっぱり分かっている。なら、少しでも早く刹那と合流しなければ。
 気を急く明日菜とは対照的に、ネギは刹那のその声に違和感を覚えた。
 嫌な予感とでも言うべき不安が、じわじわと忍び寄るように。

「ねぇ刹那さん、今どこ?」
『図書館島深部、竜の守る門の奥です』
「……ドラゴンを、突破したんですか!?」
『単身逃げて突破するだけならば、そう難しい事ではありませんよ。ネギ先生でも出来ます』

 まぁ、確かに。ネギにしろ刹那にしろ、“飛べる”というのは大きなアドバンテージだ。
 逆に、ドラゴン相手に飛べないというのはそもそも勝ち目がない。
 あの図体相手ならばハイスピードの撹乱飛行は活きるだろうし、ドラゴンが通れないくらい狭い通路まで逃げ切る事は可能だろう。
 勿論、ネギ一人ならば、という条件は付くが。

「それより刹那さん、早まっちゃダメよ! 私達が行くまで待っててね」
『ええ、勿論。待っていますよ。こちらから打って出る事はありませんからご安心下さい』
「打って、出る……?」
『お嬢様を奪い返しに来るのでしょう? で、あるのなら、先生たちは私の敵です』
「え?」

 ポカン、と。
 ネギも、明日菜も、カモも。その言葉の意味を、捉えかねた。
 意味がわからない。突然話している相手が摩り替わったかのような途絶感だ。

『そもそも……お嬢様をこちらにお連れしたのは私ですから』
「ど、どういう意味よ!」
『取引したのです。これから夜明けまでの間、お嬢様を自由にさせる事で、私は衛宮士郎の情報を得る』
「士郎、さん……?」
『必要なのです、私達には。あの人の情報が、少しでも。知ってしまったのなら、引き返せなくなる事はあります。
 それが下劣な策略の内なのだとしても、避け得ない、いえ、避けたくない感傷も、時にはある』

 斬りつけるような切実さだと、ネギは思った。
 痛いぐらいに強く、泣きそうな程に苦しそうなのに、声だけは淡々としている。
 “振りきってしまった”人の声。

 ただ、そんな出来事が刹那の身にあったというのは、担任教師でありながらネギには何一つ心当たりがなかった。
 その原因となりそうな木乃香を自分から売っている現状である。
 そんな、自分自身さえ裏切るような行為の原因は何なのか。

「でも、だからって……!」
『お嬢様だって分かってくれます。……どちらにせよ。
 私は、私の理由でお嬢様を渡さない。渡せない。そんな事が許せないというのなら剣を合わせましょう。
 その覚悟がないのなら、夜明けまで待っていて下さい。それで終わりです』

 許容できるものではない。
 ネギにとっては喉から手が出る程欲しい父親の情報だ。行かないなんて選択肢はない。
 けれど、刹那と敵対して、試合ではなく手合わせでもなく、敵であるからと剣を向けられる覚悟がネギにあるかと言えば難しい。
 いや。敵であるからと、刹那に杖を向ける事こそが。その覚悟が、定まらない。

『ただ、ネギ先生。どんなに私と戦うのが嫌だとしても、貴方は来るべきだと思います。
 ここは多分、貴方の目指すゴールではありません。ゴールなんてものがあるのかも分からない。
 ……でも、会えます。夜明けまでに、私を越えて最奥に辿り着いた時……貴方は、父君と会えるでしょう』

 そこで、通話は途切れた。ツーツーツーと未通音だけが続く。

「………………っ」

 ネギは揺れていた。
 最後の一言。
 会える、と。ただそれだけで、ネギは正常な思考を乱される。
 呼吸が乱れ、心拍数は増大し、じわりと汗をかいた。

 刹那と敵対したくないというのは本当だ。
 でもそれ以上に……会いたかった。
 刹那を倒す事に、躊躇を感じる事が正常だと、ネギの理性は告げているのに。
 どうしようもなく、覚悟が決まってしまう。他の事なんてどうでもいい、と思えるくらいに。

「アスナさん」
「……うん」
「行きます。着いて来て下さい」
「分かった。友達が間違えたら、正してあげるのも役目だもんね」

 そんな、明日菜の正しすぎる呟きに、ネギは微かに胸を痛めた。
 そしてネギは明日菜と共に飛び出して行く。
 カモの制止に耳を貸す事もなく。






◇ ◆ ◇ ◆





 通話を切った刹那は、重い溜息をついた。
 胸中は罪悪感で一杯だ。
 そもそも、あんな事を口走れたのも薬のおかげであったりする。
 
 魔法世界の一部では、新兵に渡される精神高揚剤。
 思考はクリアになっていくのに、戦意だけは天井知らずという、便利な薬だ。
 勿論、便利な薬ではあるが影もある。中毒性があるのだ。
 中毒になったところで身体に害があるわけでもないが、続ければいずれは“そのような性格”になる。
 一見クールで、けれど熱い闘志を秘めた人間。
 聞くだけならば完璧だが、そんな人間は日常に適合できなくなる。
 戦場でしか生きられなくなる。
 今では、魔法世界でも人生最初の戦闘以外での使用を禁じている国が殆どだと聞いていた。

「大丈夫ですか?」
「ええ。お嬢様は?」
「エヴァンジェリンと休憩中ですよ。しかし、彼女も中々逸材ですね。流石は詠春の娘だ」

 にこやかに笑うクウネル……否、アルビレオ・イマは、やはり底知れない。
 どこまでが本気で、どこまでが演技なのか。いや、彼にとってはそれは、演技ですらないのかもしれなかった。

「いつか、お嬢様は近衛詠春の娘だからではなく、近衛木乃香だからこそ流石だ、と言われるものと信じています」
「確かに、そうあって欲しいものです。永い時を生きましたが、越えるよりも、越えられる喜びの方が大きいですから」

 それはホントウなのだろうと、刹那は思う。
 重いというよりは、その声には切なさが混じっていた。
 フードの下の表情は読めないが、きっと遠くを見つめているのだろう。
 
「しかし、今更ではありますが良かったのですか?」

 何を、とは聞かない。
 確かに、刹那にとって明日菜との友情を失うのはとても怖かった。
 演技であろうとも、薬に頼らなければ成せない程度には。

 しばしの敵対程度では崩れぬ絆だと信じられる繋がりなんて、刹那は持っていない。
 ネギとも、明日菜とも、士郎とも、木乃香でさえも。
 それはそこにあるかもしれないが、少なくとも刹那は信じていなかった。
 自分の価値を、そこまで信じる事は出来ない。

 それはもう、どれだけ時間を重ねたところで崩れないだろう。
 絆を信じる事は出来ても、自分の価値だけはどうにもならない。
 そこが曲がってしまったら、それはもう桜咲刹那ではなくなってしまう。

「今更ですよ、本当に。私も、お嬢様も道を決めました。ならば進むのみです。
 ……約束は。必ず果たしてもらいます」
「ええ、分かっていますよ。“私は”契約を守ります」

 何か違和感を感じながらも、刹那は追求しなかった。
 これは近道ではあるが、絶対の選択肢ではない。仮にこの男が約束を守らないのだとしても、まだ手は残されている。
 残された時間も分からない現状、出来うる限り急いた方がいいのは確かだが。
 かつての赤き翼。そのメンバーであるからと言って、絶対的な信頼など寄せる事は出来ない。

 ふっとかき消すように転移したアルビレオを確認して、刹那はネギがやってくるであろう門を、竜を眺める。
 薬のせいか。刹那の心は、更に冴え冴えと冷えていった。


 



◇ ◆ ◇ ◆





 そして、彼女はこの世界に降り立った。




◇ ◆ ◇ ◆






 蝋燭の炎が、隙間風にゆらゆらと揺れる。
 障子に影が浮かび上がった。シルエットはそれぞれ向き合っている。
 おそらく正座で、蝋燭の炎を挟むように対していた。

 いかにも、といった空気である。そして実際に、彼らは密談の最中だった。
 分かりやすく、誰がどう見ても密談に見える体で、二人は口を紡ぐ。

「……感謝しますよ。これが木乃香の手に渡っていたらと考えるとぞっとする」
「いえ、今彼女が動くのは私にとっても都合が悪い。単に利害が一致しただけ、と考えて頂いて結構です」

 一人は近衛詠春。関西呪術協会を纏め上げる長であり、そしてこの密談の場も本山の離れである。
 そんな人間と密談を交わしているのは、奇妙な事に若い女だった。
 美女、と言って差し支えないだろう。とうに少女の時代は過ぎ、魔性を帯びた色香を漂わせている。
 長い黒髪はまっすぐに伸び、この暗がりでも艶やかさを感じさせていた。

「貴女にとって、木乃香が?」
「勿論、今の彼女のスキルでは、動いたところで無駄死するだけ……ご安心を。貴方の危惧と私のそれは、ほぼ同じものです」
「ほぼ、ね」

 含みがある笑みを見せる女に対して、詠春は冷や汗をかいていた。
 侮れない。断じて。そして味方であるとも限らない。けれど今、少なくとも現状において敵ではない。
 詠春は一切の楽観を排して冷静に判断を下す。
 この、詠春の前に座す女について、確定している情報は三つ。

 一つ、この女は単身、誰にも気づかれる事なく本山の結界を抜いて、否、“抜かれた事さえ気づかせず”、瞑想している詠春の前に現れる事が出来る実力者であること。
 二つ、この女は詠春と士郎の繋がりについて、全て知っている事。

 そして、三つ。

「では、私はこれにて失礼しますが、最後に一つだけ宜しいでしょうか?」
「ええ、構いませんが」
「――貴方も。盤上に上がる覚悟はあるのかしら?」
「愚問ですね。これは、我々が残した悔いだ」

 ふっと。微かに息を吐いて、女は微笑む。
 思わず見惚れてしまった。嬉しそうな。憐れむような。一瞬の後には幻になりそうな、透明過ぎる微笑みだった。
 そして、次の瞬間には本人ごと消えた。
 転移の気配はない。が、やはり転移魔法なのだろう。
 少なくとも、もう本山には存在しない事だけは把握できた。それが、端的に実力を表し、詠春に危機感を与える。

「……衛宮を名乗る女、か」

 そう、三つ目。
 最大の問題は、彼女が名乗った名前。
 女は……“リン・エミヤ”と、名乗っていた。









リン「真打ち登場! ってね」(拍手)
 
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あとがき

お詫びは雑記でするとして、中身の話。
個人的に最後に出てきた方はオリキャラだと思っています。
夢前的オリキャラの定義とは、
1.名前が違うこと。
2.過去が違うこと。
3.中身(キャラ)が同じではないこと。
設定的に既存キャラであっても、ここまでくればオリキャラだと考えてます。
まぁこれは、原作ネギまとはちょっと変わった平行世界系物語を進めるために必要なキャラクターで、状況とか設定とか細部はともかく登場の予定は随分前からありました。
具体的には修学旅行編を始める直前ぐらいから。ただ、このエミヤリンが登場するか確定はしてなかったもので、不確定な伏線は張っていませんでした。
出来れば春の吸血鬼事件と修学旅行前、中、後にそれぞれ伏線を張るべきだったんですが。
とと、要らぬ事まで明かしてしまったような。

では改めて。これからも当シリーズを楽しんでいただければ幸いです。

2012.03.03 | URL | 作者 #qiIB0A1Q [ 編集 ]

おぉ、ついに続きが来た

2012.03.04 | URL | NoName #- [ 編集 ]

まっていたまってましたっ!この時を!
再開おめでとうございます。

2012.03.04 | URL | NoName #SFo5/nok [ 編集 ]

やっぱりいいね

続き待ってます

2012.03.05 | URL | とろみ #- [ 編集 ]

待ってました!!ネギまクロスfateものでは一番のお気に入りです(*≧∀≦*)凛がどう絡んでいくのか楽しみにしています

2012.03.06 | URL | NoName #- [ 編集 ]

Re:

次に彼女が登場(活躍)するのは忘れられた頃になりそうな悪寒。このペースじゃあなー。

2012.03.07 | URL | 夢前黒人 #- [ 編集 ]


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