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一次・二次創作を扱っています。現在ネギま!×Fate「夢破れし英雄」連載中。

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夢破れし英雄  第53話


「躊躇いは決定的で」
 世界樹伝説。
 麻帆良学園学園祭、その最終日に世界樹の下で告白すれば、必ず意中の人と結ばれる。
 という、どこの学校にも一つはありそうなありふれた伝説の一つである。
 
 だが。流石は麻帆良学園とでも言うべきか、その伝説にはなかなかの信憑性があった。
 一般生徒が知る事ではないが、この学園都市は魔法使いの街でもある。
 そもそも世界樹のようなギネスを遥か超えた奇跡の木が存在しているというだけで、その伝説は真実であると信じる事ができよう。

 尤も、信憑性などそれを実行する少女にとっては大した問題ではない。
 後押ししてくれるキッカケさえあればいいのであって、似たような伝説が麻帆良に限らず世界の至るところに存在しているのがその証拠であろう。

 故に。花も恥じらう年頃であるところの彼女らがその話題に盛り上がるのも、当然の話だった。

「せっちゃんは士郎さんに告白せーへんの?」
「ぶっ!?」

 木乃香の発言に吹いた刹那は、取り敢えずキョロキョロと周囲を確認する。
 何せ今は学祭の準備中。それぞれが思い思いに雑談に花を咲かせているとは言え、聞かれたら困る。
 刹那は色恋など、つい最近まで意識することもなかったのだから、とりわけ反応が顕著だった。

「お、お嬢様っ、そういった事はせめて誰もいないところで……」
「ええやんええやん。どうせ誰も聞いとらんよ」

 そうは言うものの、確りと聞き耳を立てている人間がいるという事には、刹那でさえも気づいていない。
 しかし、この部分だけ聞くとかなり勘違いされそうな会話だ。
 尤も、聞き耳を立てている誰かは幸か不幸か正確に話を理解していたが。

「でも、それは私も気になるわね。士郎さんとは毎週顔合わせてるし、修学旅行では色々あったみたいだし?」

 明日菜も、後に自分に火の粉が飛んでくるとも知らず好き放題に刹那を弄る。
 しかし困った事に、「修学旅行」というのは刹那にとっては地雷だった。

「そう、ですね……士郎さん、修学旅行の記憶が消えていますから……」

 どよんと沈んだ声に、明日菜はしまったと思うが後の祭り。
 実際のところ、明日菜と木乃香は士郎の記憶がどうの、という件に関して詳しい事は知らない。
 刹那でさえこの件に関して行われた対処の全容を知っているわけではないのだから当然かもしれないが。

 だが、一応士郎がダメージを負って記憶が飛んだ、という事ぐらいは把握している。
 お見舞いというわけではないが、その後変わりが無いか、木乃香も明日菜がバイト中に店に顔を出した事がある。

 けれど、そうやって二人は士郎と会っていたというのに、刹那は士郎を避けていた。
 呼ばれない限りは自分から店に行く事はなかったし、電話などで連絡を取り合う事も無い。

 確かに、刹那にも明日菜という友達ができたし、木乃香と和解できた事でかつて程に修行に打ち込まなくなったように、士郎との関係も必要不可欠というわけではなくなったのかもしれない。
 だがそれでも無理に避ける必要はないはずだった。
 つまり、刹那には士郎と顔を会わせたくない、会いたくない理由がある。

 と、それぐらいの事は二人とも感づいていたのに、明日菜がつい口を零してしまったというのが現状である。
 明日菜と木乃香は必死にアイコンタクトで打開策を練った。
 しかし、この場合は下手な慰めは逆効果に成りかねない。よって、木乃香が強硬手段を選択した。

「そう言えば、明日菜は告白せーへんの? 去年の雪辱を晴らさんと」
「うっ、そこで私に振るわけね……」

 まぁ、この状況は自業自得であるわけだし、明日菜はこの話題から逃げる事ができない。
 大人しく弄られ役を引き受けた明日菜は、さてどう返答したものかと思案した。

「でも私、いざ告白しようとすると緊張して何も考えられなくなるのよね」
「あー、そやったなぁ……」
「そうなんですか?」

 意外です、という顔で会話に参加した刹那に、二人はほっと胸をなで下ろす。

「そうなんよ。去年も一昨年も学祭で告白しようとしたけど、緊張して声もかけれずじまいで」
「もうっ、このか。その話は忘れてよ」
「意外ですね、明日菜さんが……」

 まぁ、猪突猛進という言葉がピッタリくる、とまでは言わないものの、基本的に正直にズバズバと口にする明日菜のイメージでないのは確かだ。

「告白はともかく『学祭一緒に回りませんか?』ぐらい言ってみればえーのに」
「うっ。まぁ、そうなんだけどね……」

 それが言えたら苦労はしない。
 傍から見れば、いかにも恋する乙女で可愛らしいものだが、相手が教師である事を考えるとなかなかに笑えない。
 彼女らが高校生ならば、まだ卒業してからという可能性が見えなくもないが、中学を卒業したところで即社会人になるには日本の社会はキビシイのだ。
 尤も。それらの社会的問題のほとんどは、魔法の世界に逃げ込む事で解決してしまうのだが。

「あ、ホラホラここ見てみー。王道成功パターンとか書いてあるえ」
「もうっ、私の事も放っといてよ!」

 フムフムと、何か思案している刹那をよそに、いい加減木乃香の輝いている目が苦しくなった明日菜は、強制的に話題を終わらせた。

 しかし三人は気づかない。
 クラス中が世界樹伝説の話題で盛り上がる中、じっと刹那を見つめる視線があった事を。








◇ ◆ ◇ ◆








 明日菜は美術部、木乃香は占い研、刹那は剣道部の準備に駆り出されている頃。
 水泳部所属の大河内アキラは、特に予定もなくぶらぶらしていた。
 というのも、水泳部が行うのは簡単な出店なので当日のシフトが組んであるぐらいなのだ。
 だからそれ程忙しくはない。というより、つい先程シフトの組み合わせと出店の練習が終わって暇になった。
 
 本当なら、クラスに戻ってそちらの手伝いをするべきなのだろう。
 けれどアキラは、その選択肢を考えないようにしていた。
 別に、意識的に目的があってふらふらと散歩しているわけではない。
 寮へ向かう道ではなく、むしろどんどん離れて行っているのにも大して意味はない。

 ――と。本人は、そう思っている。
 だが、着いた場所を考えるととてもそうは考えられないだろう。
 本人が否定したとしても、アキラは確かにここに……この店の店主に用があった。

 カランカランという古臭い音が響く。店内の客はいつもと比べてずっと多かった。
 学園祭が近いという事で、こんな辺鄙な場所にある店にも多少なりとは恩恵があるらしい。
 もしかしたら、超包子の共催店として屋台の看板に名前が乗ったから、その効果かもしれないが。
 ともあれ、アキラとしてはあまり好ましくはない。
 この店は落ち着けるからいいのであって、繁盛してしまっては空気が崩れるのだ。
 しかし流石にそんな内心を口に出せるわけもない。
 一応いつも使っているカウンター席は空いていたので、微かな不満を押し殺して席につく。

「いらっしゃい。何にする?」

 見知った相手だからか、士郎の接客も随分とフランクだった。忙しいからかもしれない。
 小太郎が来てから常日頃、接客が気安過ぎると説教している彼としては、こんな様子を小太郎に見せるわけにはいかないだろう。

「えっと、じゃあ……ミルクティーで」
「おや、いつものケーキセットはどうした?」
「その、今日は部活がありませんでしたから」

 カロリー消費がマズイ。
 部活がある日はケーキの一つぐらいなら許容量だけれども、そうでないなら苦しい。
 本来ならミルクティーではなく、ストレートかコーヒーにすべきなぐらいだ。乙女的には。

「少し待っていてくれ」

 相変わらずの手際に、アキラは何度目か分からない感心を抱く。
 それだけこの店に来ている、という事だが、思えばアキラは今まで士郎の手際に注視した事はなかった。

「ほら。注文のミルクティーだ」
「あの……私クッキーなんて頼んでないですけど」
「それはサービスだ。常連さん向けのな。なに、クッキー数枚で変わる事などないさ」

 軽く言ってくれる、と思わなくもなかったが、その心遣いは嬉しかった。
 何より出されたものを残す、というのはいけない。
 アキラなら仮にケーキが出てきても、後の苦労に嘆きつつも完食するだろう。

「それで、だ。昼に来たという事は、ただの客だと思ってもいいのかね?」
「……えっと、その」

 少なくとも、アキラの側に問題はない。
 この前の襲撃事件の折に大浴場で失くしてしまった護符剣<タリスマン>も、時間はかかったが無事見つける事ができている。
 ……その時無理をし過ぎて風邪を引いてしまったのは秘密だが。

 問題がないのだから、この店に訪れた理由も、ただこのお茶が飲みたかっただけ。
 いや、建前としては、近くに来たから寄ってみただけ、だ。
 けれど。ふと、アキラは昼間の事を思い出した。

 『せっちゃんは士郎さんに告白せーへんの?』

 ――――別に、盗み聞きしようと思ったわけでは無かった。
 つい、士郎の名前に反応してしまっただけなのだ。

 アキラは刹那と士郎の関係性を知らない。
 修学旅行で何があったのか。何かがあった、という事だけしか分からない。
 それでいいとアキラは考えていたし、それが自分の分なのだと信じていた。
 けれど。だからと言って、全く気にならないわけじゃ、ない。

「一応、用事はあるんですけど……」

 きょろきょろと周囲を見回す。
 意識のし過ぎかもしれないが、幾つかの視線がアキラと士郎に向いている気がした。
 まぁ、内容も内容だから、面と向かっては言い難い。

「夜、電話します」

 と答える。
 それを士郎はどう受け取ったのか、ただ事務的に分かったとだけ答えた。
 やがてアキラの手元のカップは空になり、申し訳程度に添えられていたクッキーも細いお腹に収まった。
 アキラとしてはもう少しゆっくりしたいという思いがあったけれど、居座る理由もないので断念する。

「それでは夜に」
「ああ。それでは、またのお越しを」

 カランカランと、カウベルが鳴った。












◇ ◆ ◇ ◆












 デートの予行演習、とは言うが。
 問題は相手だった。
 対タカミチ、という意味でなら、歳が近い男性がいい。
 解決策として、カモはネギを年齢詐称薬で変化させる心づもりのようだったのだが。

「それなら、士郎さんに頼めばいいのではありませんか? 丁度歳も近いですし」
「「「…………」」」

 刹那の発言に、明日菜と木乃香、ついでにカモが固まる。
 二人だって、そのことに気づいてなかったわけじゃない。カモだってその案も考慮に入れたのだ。
 が、しかし。
 昼間の刹那の様子を見ていれば、そんな提案が出来るはずもなく。

 こうして自分から提案しているのだから、つまり士郎と明日菜が擬似デートする事に対しては特に感慨はないのだろうと予想できる。
 けれど、藪をつつけば蛇が出てくるかもしれない。
 一見普段と変わりない刹那の表情だが、士郎関係においては予測ができないと木乃香は考えていた。

 だと、言うのに。

「うん、ええんとちゃう? 士郎さんやったら、高畑先生とも仲ええみたいやし」
「ええっ」

 驚いたのは明日菜だ。まぁ内心は理解できる。何故、てなものだろう。
 だがカモとしては面白くない。
 折角ネギに隠れて買った年齢詐称薬のお披露目もできないし、大体カモは士郎がこの上なく苦手だった。
 正直、もしも練習相手として士郎が使われる運びになったらカモは逃げるだろう。
 そして、カモの協力なしで事が上手く運ぶかと言うと……疑問だった。
 まぁ、木乃香がいれば万事解決するかもしれないが。

「よし、じゃあせっちゃん」
「はい?」
「士郎さんに連絡して、頼んでみて」
「え」

 その流れが予想外だったのか、今度は刹那が固まった。
 その時点でようやく、士郎が明日菜のデート練習の相手を努めるという事の意味が頭に浸透したのかもしれない。
 いや、或いは。もっとも根本的に、士郎へ電話するという行為そのものを躊躇っているのかもしれなかった。

「え、と。今ですか?」
「やっぱり、早い方がええんとちゃう? あんまり遅くなると士郎さんも迷惑やろうし」

 そんな事をのたまう木乃香の真意は測れない。明日菜にもネギにも、勿論刹那にも。
 ただ一つだけ言える事は、木乃香は基本的にお節介なところがあるという事だ。
 木乃香は木乃香なりに刹那の幸せを考えているし、遠回りではあったとしても……その行動には、素直な親愛の情がある。
 故に、それが荒療治であったとしても躊躇しない。完全なる善意からの行動だからだ。
 尤も、だからこそ刹那にとっては迷惑極まりないのかもしれないが。

 ああ、だがしかし。
 ここで断る意味ぐらいは、刹那も理解していた。というより、木乃香の表情で理解させられた。
 一見真面目な表情をしているようにも見えるが……目だけ笑っている。
 目だけ笑っていないよりはいいが、とても大事なパーツを隠し忘れているような感じがして、何ともチグハグな表情だった。
 楽しんでいるのだ、つまり。
 ここで電話をかけられ無いという事は、刹那が士郎を意識している事になる。
 少なくとも木乃香はそう認識する。
 尤も、電話をかけたところでその認識が覆る事がないのだ、という事に気づかない辺りが刹那らしい。

「分かりました。頼んでみます」

 しかし中々携帯を取り出そうとはしなかった。
 何と言うか、告白するより化物の大群倒す方が楽、という昼間の会話が思い出される感じだ。
 流石に不憫に感じたのか、その提案が刹那から行われる事に関して、士郎がどう感じるかという予想までできてしまったからなのか。
 明日菜はもっともらしい理由で電話を代わる事にした。

「かけづらいなら私がかけるよ。どうせ明日デート……の練習するなら、バイト休まないといけないし」

 実際は、既に休みは貰っている。
 学園祭前という事でアルトリアも稼ぎ時ではあるのだが、店主である士郎に稼ぐ気がない。
 今は小太郎の手伝いもあるし、それでも困るようならアキラに手伝いを頼めばいいという事で学祭準備を優先したいという明日菜の希望はするっと通った。
 大体、今日美術部に出れたのもバイトを休んでいたおかげである。
 もしもバイトに出ていたのなら、またややこしい事になっていたかもしれないが。

 Trrrrrrrrr。
 何か言いたそうな刹那の返答を確認する前に、さっさと発信してしまう。
 スピーカーに耳をつけ、さてどうやって休みの事を誤魔化そうかと考える内に、ふと気づいた。

 よくよく考えてみれば、デートの練習に付き合って、などと頼むのは。
 とてつもなく恥ずかしい事なんじゃないか? と。

『はい、衛宮だが。どうした明日菜』
「う、あの、えーっと……明日って、暇だったりしない?」
『暇も何も、いつも通り店を開けるさ。最近は客が多いしな』
「あ、そっか。そりゃそうだよね」

 考えてみれば当然なのだが、明日菜がバイトの休みを貰う云々以前に、士郎は仕事がある。
 というか、士郎を練習相手にできるなら、当然バイトも休みになるハズ。
 それに思い至る事ができなかったのは、どちらかと言うと士郎に責任があるだろう。
 喫茶アルトリアは不定期経営が過ぎる。
 ついでに、用事があればあっさりそちらを優先してしまう士郎の行動にも大いに問題があった。
 まぁ、明日菜が抜けている、というのは動かしようのない事実だが。

「ゴメン、今の忘れて。取り敢えず、私は明日休みで士郎さんは仕事、と」
『そうだが……もしや用件はそれだけか?』
「あー、うん」
『やれやれ。では切るぞ。今は少し忙しくてな』
「うん、突然ゴメンなさい」

 ツー、ツー。はぁーとため息をついて携帯を仕舞う。
 そして顔を上げると、木乃香がニッコリと笑っていた。
 その笑顔で明日菜も悟る。木乃香はこの展開を予想していたのだ、と。
 だから刹那に電話をかけさせようとしていたし、その結果についても心配していなかったのだ。
 むしろ、刹那が士郎をより意識すれば目的は達成される、と言わんばかりに。
 全く、これでは明日菜が間抜けに見える。
 事実、間抜けと言える行動を取ってしまっているので反論も難しいけれど。

「旦那がダメなら仕方ないさ。相手役は当初の予定通り、兄貴にやってもらおうぜ」

 何故だかとても遠回りした気がする。
 明日菜は疲れたようにため息を吐いた。


 










◇ ◆ ◇ ◆












 士郎は電話を待っていた。
 小太郎との夕食を済ませ、その後の修行に付き合いながら、だが。
 と言っても士郎がやっている事と言えば、気づいた所を指摘してやるぐらいだ。
 電話を待つ事がなければ組み手の相手ぐらいはしてやるのだが、いつでも出来る組み手の相手よりは、去り際のアキラの態度に対する関心……心配の方が勝る。

 Trrrrrrrrr。
 ワンコールで通話ボタンを押した。尤も、相手が待ち人でないのは分かっていたのだが。

「はい、衛宮だが。どうした明日菜」
『う、あの、えーっと……明日って、暇だったりしない?』
「暇も何も、いつも通り店を開けるさ。最近は客が多いしな」
『あ、そっか。そりゃそうだよね』

 何とも不思議なやり取りだった。明日菜の目的が分からない。
 分からないが、何か用があるのは確実なのだろう。それも、一日を消費するような事に付き合わせるつもりだ。
 別に、明日菜たちが本当に困っていて、士郎に解決の手段があるのなら協力は惜しまない。
 そこで渋るような士郎ではないし、お客には悪いが、今更一日休んだところで大きな変動もないだろう。

 しかし、明日菜の性格を考えるに、事はそう深刻なものでもないのだろう。
 明日菜は生まれこそ複雑な事情を抱えているが、現在の意識的には一般人に毛が生えた程度だ。
 知っているに過ぎない為に、助力を乞うのに遠慮はない。
 それが当然だと思っているからだ。そして士郎にとってしてみれば、その認識はとても有り難いものだ。
 手遅れになってから解決だけ投げ出されるよりは、最初から関わっていた方が余程マシなのだから。

 まぁ、その頼み事がデートの練習相手、それもタカミチへの告白となれば、士郎も協力などしなかっただろうが。
 ともあれ、言いたい事だけ言って、何が目的なのかも明かさないまま明日菜は通話を切った。

「やれやれ」
「電話終わったんなら、稽古つけたってや」

 先程まで集中して分身の練習をしていた癖に、小太郎はいつの間にか士郎の近くに居た。
 一分にも満たない通話時間だったはずだが、これは単純に小太郎が目敏いだけか。

「いや、予定外の電話だった。もうしばらく待ってくれ」
「ちっ。しゃあないなー」

 小太郎はもう一度、士郎から十歩ほど離れた定位置で分身を作り、その分身と組み手を始める。

「でも」
「ん?」

 器用な事に、そうして戦いながらも小太郎は士郎に話しかけた。

「何やネギに悪いような気がするなぁ。俺は兄ちゃんに稽古つけて貰えるし」

 生徒と教師、働いているから使える時間も違う。
 そんな事を気にする小太郎だが、真実を知れば一体どんな反応を示すだろうか。

「いや、ネギにも師匠がいるからな。聞いた事ぐらいあるだろう。闇の福音だ」
「あー、えらいぎょうさん懸賞金がかかってたって吸血鬼か」
「それだ。サウザンドマスター……ネギの父に敗れ、麻帆良に封印されているようなものだから、出せる力は大した事はない。けれど、その知識は本物だよ。性格はともかく、師事するのにアレほど適した存在もいない」

 性格はともかく、と士郎は繰り返す。
 まぁもう一人、世界的にも最強クラスの魔法使いが麻帆良には居るが……そちらも中々に性格が悪い。
 どちらか選べと言われれば、別荘という環境を考えてエヴァンジェリンの方がいいか、といった所だろう。

「じゃあ、今はそう強うないんやな」
「そうでもないさ。仮にも600年の経験があるんだ、封印されているとは言え、そこらの魔法使いより余程厄介だ。少なくとも私は敵対したくない」

 したくはないが、しないわけではないという所がミソだ。
 尤も、エヴァンジェリンから見た衛宮士郎もまた似たような所感を得るのだろうが。

「俺とどっちが強い?」
「そうだな……封印されたエヴァンジェリン単体ならば、今の小太郎でも十分勝機はある。だが、彼女の勢力となるとキビシイな」

 茶々丸の性能も中々厄介だ。彼女の最大の特性は、様々な武装を追加装備できる事にある。
 加えて、機械的な動きは人間と違って予想しづらい。
 人間の形をしている以上、ある程度の制約があり、士郎ならばほぼ完璧に攻撃手段を把握する事ができるが、それは解析の魔術を持っているが故。
 小太郎では一対一での戦いならばともかく、エヴァンジェリンの陣営と戦うのは危険すぎる。
 勿論、そんな仮定は士郎がいる限り実現しないだろうが。

「やったら、この麻帆良に俺より強いの何人ぐらいいるんや?」
「そうだな……」

 強い弱いというのは相性もあるし、事前の策や武器の有無など、様々な要素が関係してくる。
 一概に言えるものでもないのだが、小太郎が言っているのは現時点での総合的な強さという奴だろう。
 強さは決して数値化できるものではなく、振れ幅が大きいものではある。
 が、絶対に敵わないと断言できるクラスとなると……。

「小太郎が多少の策を練った所で絶対勝てないのが四人。条件付きなら勝てるかもしれないが、基本的に小太郎よりも強いと断言できるのが五・六人といった所だな」
「案外少ないんやな」
「そうだな。しかし君が条件付きで勝てる格上がいるように、条件付きで負ける格下もいる。あまり天狗になるなよ」

 士郎の諌言に小太郎は顔を顰める。
 が、すぐに思い直して、

「天狗になるのは一番になってからにするわ」
「その意気だ」

 慢心とは強者にのみ許された特権である。
 とか、どこかの王様も似たような事を言っていたか。
 ふと思い出してしまった人物像に、士郎は顔を顰める。

 と、そんな時、士郎の携帯がまたも着信を伝えた。
 今度こそ相手はアキラ。あまり早く出過ぎるのも心臓に悪いかと思い、数コールだけ待ってみる。

「はい、衛宮だが」
『今大丈夫ですか?』
「ああ。問題はないよ」

 言いつつ、小太郎に視線を向けてみると、既に鍛錬に集中しているようだ。
 別に聞かれたらマズイ会話にはならないだろうが、一応はプライバシーの問題もある。
 士郎はよくとも、アキラにとっては聞かれたくないからこそ、この時間に電話という方法を取ったのだろうから。

「それで、用件はなんだ?」
『その前に聞きたい事があるんですけど、いいですか?』
「構わないが」
『では。士郎さんって麻帆良祭初めてですよね?」

 確かに、士郎は麻帆良の学園祭は初めてだ。
 一応、去年の今頃には既に麻帆良に出現していた士郎だが、この頃はまだまだ病院のベッドで意識もなく眠っていただけだった。
 当然準備期間のこの慌ただしさも、どこが学園祭だとツッコミたくなるような豪勢さも、ここ最近初めて知り得た事である。
 ある意味で、こうしてある程度生活が落ち着いた頃にこの行事を迎えられたのは幸運だったと士郎は思っていた。

『それで、あの……もし良ければ、私と一緒に学園祭をまわりませんか?』

 士郎は麻帆良祭の見所とか、そういう事には詳しくない。
 予定の入っていない時間は、3-Aの模擬店を見に行ったり適当に見てまわろうと思っていた。
 その内タカミチにでもオススメを聞いておこうかと思っていたが、彼も最近忙しいようで店に顔を出さない。
 だからアキラの申し出は有り難いものではある。

「それはこちらからお願いしたいぐらいだが……いいのか? 友達と回らなくても」
『友達とは別の日に回りますから、いいんです』

 ふむ。士郎は少しだけ考える。
 こうは言うものの、アキラは士郎に過剰な恩を感じている節がある。
 少なくとも士郎はそう判断しており、この申し出もそれが起因しているのではないか、と。

 しかしそれが事実であった場合、士郎はこの申し出に素直に従うべきだった。
 恩は積もるから身動きが取れなくなってしまうのだ。
 だから、適当な所で払ってやる必要がある。
 今更口で恩を感じる必要などない、と言ったところで聞き入れるような子ではないのだから、自然その方法は逆に士郎が恩を返される以外に有り得ない。

「そう、だな。ではお願いしよう。そちらの予定はどうなっているんだ?」
『えと、初日はほとんどクラスと部活の手伝いをしなくちゃいけなくて……夜なら大丈夫なんですけど』
「生憎、夜は私も予定がある」
『……予定というのは、仕事じゃないんですか?』
「まぁ、仕事ではあるのだがな。喫茶店の仕事じゃない、裏側の依頼という事だ」
『ああ、なら二日目はどうですか?』
「二日目も似たようなものでな……少なくとも夕方以降は空くと思うが」
『うーん……私も夕方からなら空いてはいますけど。ちなみに最終日はどうですか?』
「そうだな。最終日は今のところ予定は入っていない」

 考えてみると、まほら武道会への参加が中々にスケジュールを圧迫する。
 とは言え、士郎としてはこのイベントは絶対優先させなければならないものだ。
 既に対価を貰っているからというのも理由だが、超の計画についてもある程度監視が必要だった。

『じゃあ最終日でいいですか?』
「ああ。何時頃がいい?」
『では10時に。場所は……世界樹広場でどうでしょう』
「分かった。当日はよろしく頼むよ」

 と、加えて数分の雑談の末に電話を切る。
 ここまでやって、士郎はこれがデートだと言う事にはこれっぽっちも気付いていない。
 努めて平静に事を運んだアキラの努力が原因だが……これは果たして報われたと言えるのかどうか。

「小太郎。最後に相手してやるから、今日はもう帰るぞ」
「おう。待っとったで!」

 まぁ。結果的に言えば、少なくとも幸運ではあったのだろう。
 この時点では、士郎は世界樹伝説など知らなかったのだから。












◇ ◆ ◇ ◆














 刹那は士郎を避けている。
 それは、本人も自覚している事だった。
 幸いと言えば、士郎はその事実に気付いていないという事だろう。
 若干の違和感を感じる事はあっても、その理由を記憶喪失に求めてしまう。
 京都での戦いと刹那と木乃香の関係を知っている士郎の判断は間違っていないが、何故士郎との関係まで変化しているのか、そこまで考えが及んでいないのは抜けているとしか言い様がないだろう。
 尤も、仮に気づいたとしても、士郎に何ができるというわけでもないのだが。

「告白、か……」

 そう呟く刹那の周囲に人はいない。真名も仕事なのか部屋に居ないため、完全に一人。
 誰が聞く事もないという安心から、こうして思考を口に出してしまう。

 別に、男女間の恋愛に基づいた告白をしようというわけではない。
 木乃香がそちらの意味でプッシュしているのは何となく分かっていたが、少なくとも刹那にそのつもりはなかった。
 使命の事もあるし、刹那は士郎を……いや、自身の事を優先させられない。
 木乃香を守る。ずっとそうやって生きてきたし、すぐに別の生き方を探せるほど器用でもない。
 それに何より、木乃香の守護は自身の願いだ。誰にも譲るつもりはない。
 そう、例え相手が士郎であろうとも。
 修学旅行の最中は色々と切羽詰っていたせいか、士郎に対しておかしな対抗意識を持っていたものだが、今はもうそんな感情は残っていなかった。

 ただ感謝だけがある。
 今この時、この現状があるのは士郎の助力のおかげで。
 ネギにも明日菜にも世話にはなったが、やはり最大の功労者は士郎だろう。
 二人の関係に一番苦心して、最終的には生活に支障をきたしかねないダメージを負ってまで協力してくれた。
 その感謝と、負い目。
 記憶がないのだから、刹那は士郎にありがとうと言うこともできなかった。
 いや、正確には顔を見ることさえできなかったのだ。

 怖い。
 士郎が自分を恨んでいないか。
 そんな事は、聞かなくとも、顔を合わせなくても何となく分かる。
 記憶があってもなくても変わらない。士郎は刹那を恨む事はないだろう。
 そういう人だ、という知識はある。けれど、感情は追いついてきていなかった。
 嫌われているのではないか、とは言わない。元々そこまで親密な間柄ではなかったから。
 確かに修学旅行で距離は縮んだように刹那は感じたけれど……士郎が覚えてなければ詮なき事。

 そう、覚えていないのだ。
 覚えていないのだから、本来は教える必要がある。
 あの時何があったのか。桜咲刹那と衛宮士郎の関係に、どんな変化があったのか。
 それを、伝える必要がある。告白する必要がある。刹那の過ちを。

 手元にある仮契約のカードに視線を落とした。
 刹那自身が描かれたカードだ。
 仮契約「してしまった」時の事を思い出し、刹那は頬を染める。

「はぁ……」

 仮契約とは、仮とは言え魔術的な契約だ。故に、そこには繋がりが存在する。
 主と従の間にあるラインは、基本的に本人たちにしか利用できないものではあるが、高位の魔法使いであればカードという触媒を利用して呪いをかける事もできるという。
 この契約の破棄は、主側からしか行えない。少なくとも、両者の合意が必要だ。
 だから、少なくともこのリスクを刹那は士郎に伝えなければならない。

 元々は……そもそも姿を消すつもりだったから、思い出代わりに拝借するつもりだった。
 結果的にこうしてこの場に留まる事が出来て事情が変わり、カモなどの協力も得てカードについて調べて。
 そのリスクを理解してからは、ただ後悔だけが募る。

 恥ずかしいという想いも確かにあった。
 どうしても、事故のようなものとは言えあの時の事を思い出すと赤面してしまう。
 年頃の少女としては自然な反応で、むしろ健全でさえあったろう。
 けれど、そんな恥ずかしさより、遥かに後悔は大きかった。

 負い目の象徴なのだ、このカードは。
 修学旅行の、刹那のワガママに付き合わせてしまった結果でもある。
 だから早くこのカードの事実を告げて、契約解除の手順を踏まねばならない。
 そしてそれは、時間が過ぎる程難しくなる。負い目は募る。

 ああ、けれど。早く早くと理性が鐘を鳴らしているのに、身体はちっとも動こうとはしなかった。
 勇気を振り絞り、アルトリアに足を向けた事もある。
 携帯の通話ボタンを押せなくて、一晩過ぎてしまった事もあった。
 それでも結局、今の今まで士郎を避けてしまっていたのは。

 やはり、この繋がりが消えてしまう事に、恐れを抱いていたからなのだろう。

 怖いというよりは、悲しいという言葉が近い。
 ずっと使命だけを考えて生きてきた。
 士郎との出会いは、敵対者から始まって、決して良い印象などなかった。

 けれどいつの間にか、刹那は士郎を味方だと認識していた。
 今までずっと、一人で孤独に、使命使命と生きて来て。
 その中で初めて、頼れると感じた人。
 詠春のように、与えられた信頼ではない。最初から信用してくれた関係ではない。

 刹那自身が一から関係を深めていった、己で築いた信頼関係なのだ。
 だからこの絆は、とても貴重で、とても儚い。
 細く長い癖に、やたらと重い糸で繋がっている。

 もしかしたら、刹那は裏切られる事が怖いのかもしれない。
 初めて自分から歩み寄った相手に、突き放される事が。
 怖くて怖くて仕方がないのかもしれない。

 刹那はもう一人じゃない。
 この翼を、白い禁忌を認めた上で許してくれる友がいる。
 木乃香が、明日菜が、ネギがいる。
 だからもう寂しくはない。無意識だとしても、士郎との絆に縋る必要などない。

 けれどその感情は、逃げしか生まなかった。
 能動的に関係を変化させる事なく、楽で楽しい関係への逃避という形で表れた。

 だからまた、こうしてカードと携帯電話を握り締め、悶々と悩む夜が訪れる。
 とうに結論が出ている問題に、何か別の逃げ道がないかと模索する。
 電気もついていない暗い室内が、そのまま刹那の心理を表していていた。

「学園祭は、丁度いい切っ掛けなのかもしれないな」

 単刀直入にその話題を切り出せないなら、話し易い環境を作る事から始めよう。
 その考えは良策だ。今までよりはずっと前向きで、建設的でもある。

 しかしそう決めた所で、今度は別の問題があった。

「世界樹伝説……」

 簡単に言えば、刹那に微かに芽生えている色恋的な意味での恥ずかしさ。
 先程までのシリアスな悩みも彼女にとってはとても大事なものではあるが、解決の困難さで言えばこちらの方が手がつけられない。

 昼間の明日菜との会話が思い出された。
 告白よりは、化け物相手に立ち回る方が余程楽だと。

 そんな、男女の関係なんて望んでいない。いない、けれども。
 憧れないわけではない。少なくとも、夢想するぐらいは許されるだろう。
 その相手としてイメージできるような身近な男性など、刹那にとってはネギか士郎ぐらいしかいないわけで。

 暗闇の中で、携帯電話のディスプレイの明かりだけが目に痛い。
 電話帳から衛宮士郎の項目を選択して、けれど発信ボタンは押せなかった。
 意識すれば動きが鈍る。動きが鈍れば決意も鈍る。
 結局何度か携帯を開いたり閉じたりして、ボフッとベッドに倒れこむ。

「また、明日にしよう……」

 もう遅いから。そんな理由で、ゆっくりと眠りに落ちて。





 けれども刹那に知る由などない。
 微かで朧気な、小さな決意と僅かな期待は。

 既に、叶う事がないという事を。 
 




















刹那「話し中、か……」


(拍手)
 
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あとがき

くそう、微妙に14日に間に合わなかった……まぁバレンタインとは全く関係ないのですが。

しかし気付けばどっぷり三角関係。
最近ちっとも高音にお声がかかってないけど、果てさてどうしたものか。
去年の人気投票の結果を受けて組み直したプロットですが、中々どうして気に入っている展開だったりします。
予定ではあと一話準備に使っていざ学園祭。
三人の関係は、超の計画は、士郎の選択は。
嘘予告のアレは忘れて楽しんで頂ければ幸いです。

2010.02.15 | URL | 夢前黒人 #qiIB0A1Q [ 編集 ]

なんという三角関係

そこはかとなく微鬱フラグが・・・いやあああああああああああ

2010.02.15 | URL | なまにく #jYbOzkUY [ 編集 ]

Re: なんという三角関係

微?
フフフフフフ。
まぁ、「最終的にはハッピーエンド」至上主義者ですよ、私は。フフフ。

2010.02.15 | URL | 夢前黒人 #qiIB0A1Q [ 編集 ]

なんだこれは

士郎最強モノだというからチートなんだろうなと思って読んでたら、素晴らしすぎるよこれは……いいぞもっとやれハッピーエンドは俺も大好きだ






個人的には刹那エンド希望

2010.02.15 | URL | ぺこぽん #- [ 編集 ]

Re: なんだこれは

嬉しい事を言ってくれるじゃないですか。
まぁ、私が考えているハッピーエンドは万人が認めるハッピーエンドではないと思いますが……それでもいいのなら、しばらくお付き合い下さいな。
刹那ENDになるかは断言できないけどね。

2010.02.15 | URL | 夢前黒人 #qiIB0A1Q [ 編集 ]

こ、これは……?!

俺にとってのヒロインは刹那の一点買いだと信じていたのに……
アキラが可愛くて仕方なくなってきたんだ。
うん、アキラでもいいじゃん。
そんな心境の変化があった今日この頃でした。

2010.02.15 | URL | 夜の荒鷲 #U6M1AWu2 [ 編集 ]

Re: こ、これは……?!

アキラは本来、積極的な行動が似合うキャラではないのですが。
刹那が奥手過ぎるというか、恋愛感情に対する恐れというか、そう簡単に関係が進展しないのでアキラが凄く積極的に見えるという罠。
というつもりで書きました。
そして書いている内に本当にアキラでもいいかなぁと思い始めて来たのが本当の罠。

2010.02.15 | URL | 夢前黒人 #qiIB0A1Q [ 編集 ]

ひとつ疑問

仮契約はルールブレイカーで破戒できない設定?
それともネギまの魔法全般が破戒できない?
京都で目覚めた後、ルールブレイカーを使っていたので
少し疑問に感じました。

2010.02.16 | URL | イレウス #Gu03b3uk [ 編集 ]

Re: ひとつ疑問

できます。できますが、現在の士郎は刹那と仮契約していた事を知らないので。
仮契約を解除するにはカードにルールブレイカーを突き立てないといけない、という事にしています。
説明すると長くなるのですが……事実だけを述べると以下のような感じ。
・士郎の解呪方法があまりにもイレギュラーだった為、契約の精霊が混乱している。
・現状士郎から刹那への魔力供給はできない。
・一応刹那のアーティファクトは呼び出し可能。
最終的にはオリジナルカードが士郎の手元にないので猶予期間が終わればカードは失効になりますが、現状は様子見の為に精霊が初期化されたラインを繋ぎ直している状態です。
ルール上できないはずの事を士郎が無理やり力技で誤魔化してしまった為に起きた特例措置って感じです。

2010.02.16 | URL | 夢前黒人 #qiIB0A1Q [ 編集 ]

刹那が切ない・・・・・・痛っ、石投げないで!
相変らずここの士郎は甘さ控えめで荒み過ぎてもいないと、ちょうど良いさじ加減ですね。

2010.02.19 | URL | m.k #e3uZP7sc [ 編集 ]

Re: タイトルなし

荒み過ぎてないというのは、タカミチの存在が大きいのかもしれません。
正義の味方は生き易い世界だと思います、ネギまの世界は。
だからこそクロスなんて書いてるんだけど。

2010.02.19 | URL | 夢前黒人 #qiIB0A1Q [ 編集 ]


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