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一次・二次創作を扱っています。現在ネギま!×Fate「夢破れし英雄」連載中。

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夢破れし英雄 嘘予告6


最強VS最恐 前哨戦  対峙する二人の距離は、およそ4メートル。

 士郎にしても、エヴァンジェリンにしても、その程度の距離は一歩、一瞬で詰められる、あってないような距離だ。
 加えて、今現在士郎が持つ大剣……いや、岩の塊の射程は軽く4メートルを超えている。
 開始の合図と共に動き出すであろうそれがいくら巨重であるとしても、それを扱うのが衛宮士郎であるという時点でエヴァンジェリンの予想など容易く打ち破るのは目に見えていた。

 だが、エヴァンジェリンとて無様に負けるわけにはいかない。
 普段ならばともかく、今回は弟子の前。
 流石に、一回戦で敗退という事態は避けねばならない。
 幸い、世界樹の魔力のお陰でエヴァンジェリンの能力もマシと言える程度には回復している。

 とは言え、何の策もなしに挑める相手ではない事は、お互いが認識していた。
 例えそれがルールに縛られたお遊びの戦いだったとしても。二人の関係に決定的な変化を与えるには十分過ぎるスパイスなのだから。

「始めっ!」

 開始の合図の後も、二人は動かない。互いの一挙手一投足を逃さず観察し、いかなる罠・策にも対応できるよう思考を巡らせる。

「また、大人げないシロモノを持ちだしてきたものだな?」

「技量に打ち勝つ最も単純な方法はパワーだ。私は常に最適を選択しているに過ぎん」

 今回のルール、様々な策の中で、最大の攻撃力を持つ得物を惜しみもなく使用する。
 それは本来、衛宮士郎の在り方としては間違っていた。特にこのようなお遊びの場では。

 衛宮士郎は、今までエヴァンジェリンに対してどんな局面であっても切り札というものを見せる事はなかった。
 それを見せるという事は、それだけ追い詰められているという事を意味している。

 一体何が、衛宮士郎にそうさせているのか。今のエヴァンジェリンにとって、そんな事はどうでもいい。
 ただ、如何にして目の前の化け物を打倒するか。それだけを、求めた。

「それで、そろそろ準備はいいかね?」

 瞬間、エヴァンジェリンは跳んだ。その台詞が戦いの開始の合図であったかのように。
 舞台の上の全空間を埋め尽くさんとばかりに張り巡らされた糸の結界。
 その存在に、気付かれていると悟ったからだ。

 だが。圧倒的に早く動き出したエヴァンジェリンよりもなお疾く。
 豪、と。その一振りは、あまりに暴力的な唸りを上げて少女に迫る。

 避けられない。
 エヴァンジェリンがそう悟ったのは、自分が動きだした瞬間だった。
 士郎の石塊の射程はそれだけで3メートル弱。加えて、士郎自身の踏み込みが軽く2メートル。
 そしてその一撃は、コンマ一秒とかからずエヴァンジェリンに到達する。

 おそらく、封印が解けた完全開放状態であったとしても、身体能力だけでその一撃を避けるのは難しかっただろう。
 故に、士郎は必勝を確信して、見たくもない、見せてはいけない光景を回避する為にその軌道を逸らした。

 ……はずだった。

 軌道を逸らし、直撃を避けたとしても、その一振りが巻き起こす暴風だけで中位呪文クラスの破壊力を持つ。
 木破がまるで煙幕のように視界を遮り、避けられなかった者の末路など誰でも容易く想像できるような、悲惨な爪痕が舞台に残る。

 が、そんなモノ、避けてしまった者には関係のない事だ。

「完全に避けて、これとはな…」

 そう愚痴るエヴァンジェリンは士郎の後方、かなり不自然な体勢で立っていた。いや、厳密には浮いていた。
 その姿は、避けたというのに悲惨なもの。
 服はところどころ破れ、傷ついた素肌を晒し。全身には、まるで細い縄で縛られた痕のような線がいくつも入っている。

「糸を使った瞬動……流石はドールマスターか」
「チッ、その眼、何とも忌々しいものだな」

 エヴァンジェリンは、不可避の一撃を回避する為に、事前に張り巡らせた糸を使った。
 本来ならば人形を操るためのスキルで、自分の体を操り離脱したのだ。

 だが、本来の封印解除状態ならばともかく、現状で行うには彼女の肉体は脆弱に過ぎた。
 そして何より、避けたはずの士郎の一撃が与えたダメージは今の彼女に耐えられるものではない。

 そして、元々糸の結界はこんな用途に使う為のものではない。
 自身を動かすためにではなく、相手の動きを制限するためにある。
 
 が、エヴァンジェリンの判断は正しい。
 いくら彼女自慢の糸とはいえ、あの巨重に衛宮士郎の腕力が合わさったなら断ち切られる。
 狙うのなら初動、動き出す前に止めるべきだったが、士郎は糸が接触した事に気づかぬほど鈍感ではない。
 そもそも糸の結界は見破られていたのだ。
 その選択の結果は、準備が終わる前の攻撃。そして避ける事ができずに無残な姿を晒すエヴァンジェリンだったろう。

「それ以上は止めておけ。私も、次の刹那には用があるんだ」

 つまり、士郎は勝ちを譲るつもりはない。
 そもそも、現状のダメージでこれ以降の試合を続けることはできないだろう。

 既にエヴァンジェリンの負けは確定していた。どちらにせよ、次の試合に進む事はできない。

 たった一撃、一秒にも満たない攻防で全ては決する。
 そんな事は、始める前から分かっていた事だ。
 エヴァンジェリンも士郎も、どちらが勝つにせよ最初の一瞬のみの攻防になると予測していた。
 だがその上で、エヴァンジェリンはその後も戦うつもりだった。そして勝つつもりだ。

 その為の手段がある。
 いとも脆弱な体でも、掛け値なしの全力、最強種としての力を発揮できるフィールドが。

「ふん。だが、私にも意地というものがあるので、な!」

 その逆境の中で、エヴァンジェリンの魔眼は発動した。
 それは、師匠としての意地でもあったし、最強種としてのプライドでもある。
 彼女には懐かしすぎる『いたちの最後っ屁』。

 だが、魔力抵抗の低い士郎には有効な手でもあった。
 聖骸布を付けていればレジストできたであろう攻撃だったが、今はタリスマンの一つもつけていない。
 本気であったとしても、お遊びの感覚の延長でしかなかったのは失策だった。














 そして、幻想空間、エヴァンジェリンの別荘にて。

「さあ、衛宮士郎。念願の、第二ラウンドだ…!」

 真の麻帆良最強を決める戦いが始まった。




エヴァ「――契約に従い我に従え」
士郎「――体は剣で出来ている」
(拍手)
 
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ちなみに100記事目

本当は、今年最初の話ぐらい気合入れた新作を更新したかったのですが。
忙しさもあり、軽くスランプ気味でもあり。
打開策として懐かしいモノを書きなおしました。
内容に変わりはありませんが、量は1.2倍ぐらいにはなっています。
半分ぐらいは書き直しました。

早くこの続きを本編で書けるよう頑張ります。

それと、やっぱりこんな感じの改行した方が読みやすいですかね?

2010.01.12 | URL | 夢前黒人 #qiIB0A1Q [ 編集 ]


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